2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ありがとうございました

「中野和典の世界」が終わりました。中野さんの最近の作品を見ていただきました。明日から何点か作品を入れ替えましたのでまたお越しください。 来客された方から「ゆっくり見ることができて嬉しい」と喜んでいただけました。この間、オープニングパーティー…

大地-幻想

中野和典の世界は30日まで 「大地ー幻想」でも地中深く大地を描き、死者や滅び行くモノとの対話がされている。 中野さんに「どのようにして絵を描き始めるのですか、最初に構想はあるのですか」と聞いたことがある。すると「キャンパスの染みから始める」と…

語らい1

目深に帽子をかぶって釣り糸を垂れている人がいる。寒そうにマフラーを首に巻き、釣り竿を抱えるように糸を垂れている。この人のいる岸の下には、いろんな生き物がいる。いや生き物というには生き物らしくない。むしろ意志をもった崩れゆくもの、というよう…

汚染-大地

中野和典の世界は〜30日まで サイが正面に描かれている。そのサイの角は汚れ、皮膚にもほころびがある。そして、柔らかに体を丸めながら背中に乗っている大きな虫は、サイを癒しているようにも見える。サイに寄り添うように描かれている小さい動物。遠くには…

3枚の「蒼い気層」

中野和典展〜3月30日まで 蒼い気層と名付けられた3枚の絵がある。 壁から抜け出てきたゾウが眼に怒り蓄え、耳を大きく広げ、鼻を右へ大きく振ろとしている。「牙が折れているから救われる」この絵を見た人は言った。このゾウが鋭い牙を持ち振りかざしてい…

中野和典の世界がスタート〜30日まで

中野和典展がスタートした。全部で9点。今回も像の絵が4点ある。像は中野さんにとってなんなのだろう。像は優しく眠っている時もあれば、怒りとも悲しみとも感じられる像がいる。 [今回「蒼い気層」と名付けられた3枚の絵に描かれている像はそれぞれ表情が…