ふうらのたより
2023年8月
厳しい暑さが続きます。今年もあと4ヶ月。
スペースふうらの予定をお届けします。
9月2日(土)百年芸能祭インいくのパーク
<詳しいチラシは ↑ 見てください>
1923年のジェノサイドから百年。あのとき、どうして、たくさんの朝鮮の人、中国の人がいのちを奪われたのか。「なぜ、なぜ」をぜひ問いかけてください。その問いを胸にしていると、きっとなにかが見つかることと思います。
1923年から百年、苛まれた命の鎮魂とこれからの百年を願いながら、参加していきます。ぜひ会場でお会いしましょう。
スペースふうらの催し
9月
9月10日(日)~15日(金)
市川幸平作品展
10日(土)15時~オープニングライブ
ナマステ楽団
9月20日(水)19時~
-「精神医療」を知る連続上映会-
『精神病院つばき荘(前編)』
9月22日(金)18時~
シリトンの会 「イーハトーブは一つの地名である」
講師 宮沢賢治研究 松田司郎さん
9月23日(土・祝日)14時
桃園句会 どなたでも参加できます
9月24日(日) 14時
詩のいろり 詩の読書会
シンボリスカさんを読みます
9月30日(土) 14時
アイヌ刺繍ワークショップ
講師 藤戸ひろこさん
9月から12月、「精神医療」を知る連続上映会~未来へつながる問いかけに~ を開催します。精神科医で劇作家のくるみざわしんさん。9月、10月はくるみざわさんが脚本、演出された作品「精神病院つばき荘」の上映版。11月は「私 精神医編」。それぞれ演劇上演された作品を映像化したものをお届けします。隔離と拘束が認められている精神医療についてみなさんと考えてみたいと思います。
「市川幸平さんの作品展」。作品はご本でしか見たことはありませんが、「いのち」を感じるものでした。あらゆるものが「商品」化され、効率化をもとめられる世界観とは対極にあるものを感じるのです。オープニングで演奏されるナマステ楽団。ギター末森さん、タブラ演奏 タナラ・ディネーシュさん。インド文化の空気をたっぷり吸われているかたたち。素敵なコラボになることでしょう。
10月
10月1日(日)~7日(土)
詩画展 関西詩人協会主催
10月14日(土) 15日(日)
朝鮮通信使展
10月18日(水) 19時
-「精神医療」を知る連続上映会-
『精神病院つばき荘(後編)』
※詳しくは同封チラシをご覧ください
10月21日(土)15時
林伯耀さんのお話しを聞く会
関東大震災下 何があったのか
被害を受けたのは朝鮮人だけではなかった。
10月27日(金) 18時
シリトンの会 「賢治・ゴッホ・ユングに関する本映画の紹介」
10月28日(土)14時
桃園句会
10月29日(日)14時
アイヌ刺繍ワークショップ
講師 藤戸ひろこさん
10月はじめの「詩画展」は関西詩人協会が毎年されているイベント。詩人たちが絵画、写真に詩の言葉をつけていきます。
「朝鮮通信使展」は長年、朝鮮通信使の足跡を追いかけてこられた方々のパネル展示です。絵巻物の力作も展示予定です。江戸時代の李氏朝鮮と江戸幕府との交流。そこから何を照らすのか。現代を透視する機会になればいいと思います。
「林伯耀さんのお話しを聞く会」林さんは関東大震災時の中国人虐殺の事実と日本政府にその補償を求めて活動を続けている林伯耀さん。その記録はドキュメンタリー映画(仮題)で、近日公開予定です。不都合な真実を隠蔽しようとする国家。そして、百年前の真実と奥深く通底する今日の課題。林伯耀さんをお招きして、お話を聞きます。
11月
11月8日(水)~13日(月)
12時~18時半
fの樹展
年に百回以上はスケッチに行かれている武田さん。絵の仲間のみなさんが集われます。年々、繋がりが大きくなっています。
今年もいろんな企画を考えられているようです。お楽しみに。
11月15日(水)
-「精神医療」を知る連続上映会-
『私 精神科医編』
11月17日(金)18時
シリトンの会 宮沢賢治研究 松田司郎さん主催
「賢治・ゴッホ・ユングを知ろう」
11月18日(土) 14時
詩杜合評会
11月20日(月)~26日(日) 12時~18時半
アイヌ手しごと 刺繍展
藤戸ひろこさんが、関西各地で開催している、アイヌ文化を伝える会。刺繍や踊りや様々な活動をされています。そこで学ばれている方たちの作品を展示します。
12月
12月6日(水)19時
-「精神医療」を知る連続上映会-
12月13日(水) 19時
ギター・マンドリン・デュオ コンサート
稲田郁世さん(マンドリン)と太田俊彦さん(クラッシックギター)
要予約 ※ふうらから主催者にお伝えします。
12月15日(金)18時
シリトンの会 「年の瀬に賢治の音楽を聞こう」
<来年のこと>
いろんな人との出会い。出会うたびに、教わることが多いです。
南太平洋の島々で日本軍は何を行ったのか。調べている方がいます。
あたりまえのことですが、日本列島の南には海が広がっています。でも、太平洋にどのような国があって、どのような人々が住んでいるのか、よく知らない。そして日本軍が占領下で、何をしたのか、そのいうことも知らない。海と関わりがとても強い日本列島に住んでいるのに、なんと知らないことが多いのでしょう。
太平洋諸島に幾たびも行かれ、調査し、記録に残されている北口学さん。何度かに分けて、お話しを聞くつどいをする予定です。
<あきおの近況とひとり言>
どうしてこんなに、次々とトラブルが出てくるのだろう。誰のことでもなく、ボクのこと。成長痛があるのだから、退化痛もあるのだろう。発育とは逆のほうへ進んでいく。年齢を重ねるとともにやってくる。仕方がないことだし、自分の身体と付き合っていくしかないのだけれど。わかっていても、腹立たしく感じる自分がいる。そして、イライラする。お部屋の空気が悪くなる。名付けました。高齢者悪循環症。それを断ち切るには「笑い」がいちばんかもしれません。
まだ今年を振り返るのは少し早いのですが、5月に食道癌が見つかりました。6月に癌部分を切除。術後は順調に経緯しています。詳しくは書きませんが、それ以降、次々とやってくるのです。今は一か月以上続いている肩痛に悩まされています。「加齢」をはじめて実感するこの頃。次に何が来るのかな。楽しんで迎えていきたいと思います。
加齢、高経年化で楽しんでられないのが、原子力発電所。設計時の耐用年数は40年。ところがそれを超えて稼働、稼働準備が進んでいます。原発の部品数は約1000万点。半世紀前の技術で設計された原発。関電の美浜3号。高浜1・2号。ボクはとても危ないと思っています。こんな原発を使っている関西電力の原発利権は醜いです。言うことなすこと嘘ばかり。新電力つぶしに躍起になって、旧電力との談合、情報の盗み見などなど、無茶苦茶です。全国の脱原発弁護団の応援を受けて、エイヤっと蜂の一刺し。株主訴訟にも参加しています。
<出雲で出会った縄文の森>
4000年前の縄文の森に会いたくて、さんべ縄文の森ミュージアム「三瓶小豆原埋没林公園」へ行きました。三瓶山の噴火で流れてきた土石流。いろんな条件が重なって、縄文時代の杉の木が、腐食もせず埋もれていたのです。展示室は地中を掘り進んだ地下。階段を一段一段降りるごとに、時を遡るような不思議な感覚になりました。木肌の間には、その当時生きていた虫の痕跡も残っているでしょう。4000年前に立っていた、当時の樹齢400年の杉の大木。太い大きい木々のなかで、縄文の人々はどのように暮らしていたのか。見上げながら、そのようなことを思ってました。同時に、火山のエネルギーを感じる時間でもありました。
<あつこのひとり言>
「いくの生活ともの会」という共同購入から物品を購入している。運営している人たちは40年?もっと前か?から大阪生野の地域で助け合って生きていく場所づくりの一つとして共同購入を始めたと聞いた。
この会では「ちまたライブ」という月1回、入場料ワンコインでライブコンサートを開いていて、誰でも歌を気軽に聞きにいける。生野区の聖和教会が場所を提供してくれている。踊るのが大好きな人、一緒に歌いたい人、演奏にリズムをとる人、音にうっとりする人、うろうろしてドアを出たり入ったりする人、ごみが気になって集めてはごみ袋に入れる人、ビールを飲む人、ここでの御飯(手作りご飯を格安で提供)が楽しみな人、必ず外でご飯を買ってきてここで食べる人、みんな思い思いにこの場を楽しむ。熱気が半端じゃない!
その「ちまたライブ」、8月は「LOVE&PEACE」といって、11時から4時半まで、いろんなグループや人が順番に出演するロングライブだ。それにピヨピヨ団で出演させてもらった。私たちのテーマは「異」なるもの共に集い、場をもって歌い踊り、心響かせる。そもそも本来の祭り・・まつりごと・・政が、一部の権力者の私腹を肥したり、権力欲のためになっていることにモノ申す。一人一人の生きていく権利が、とんでもない所に連れていかれそうな今日、NOと言い続けたい。抗うぞ!思いを抱いて歌い踊った。小さな会場がエアコンも利かないほどヒートアップして、息が切れた。
世界に難民と呼ばれる人は何人いるでしょう。日本にも難民申請する人が毎年います。これは教会を提供してくれた牧師さんのこの日の言葉。生きがたい社会、生きにくさを感じる社会を、何とかしたい。「戦争いやだ」「原発いらない」と声に出す。祝島出身のKさんにインタビュー「私ら、原発の話が出た時から反対してようやく福島事故で止まっていたのに、今度は中間貯蔵!」歌い踊り、思いを語る。なんでも感じることを言い合える生野区の小さくて大きな場所。大事な場所。
大阪市東成区深江北3-4-11 スペースふうら
電話 090-1223-7120
メール 2022fuura@gmail.com
ffura@ac.auone-net.jp
ふうらのイベント最新情報はフェイスブック→