(時間にご注意ください)
6月18日 2時〜 上映会
映画「イザイホー1990年ー久高島の女たち」
1991年 カラー 30分
久高島には久高ノロと外間ノロを中心とした祭祀組織があり、1年に40回近い年中行事が行われているが、イザイホーはその祭祀組織に30歳から41歳の年齢層の女性が新しく加入する儀礼である。
それらの新加入の女性たちは、祖母の香炉を受け継ぎ、イザイヤマ(聖地)に籠もり、太陽と月の霊気のしるしを与えられて、「家族を守り、島を守る」守護者に生まれ変わる。
1990年は、そのイザイホーの行われるべき年であった。
しかし久高ノロが亡くなり、また外間ノロは高齢に加えて病気のため、ついに行われなかった。
この記録は、イザイホーを行うことができなかった久高島の女性たちの、この期間の行動と想いを集積するとともに、前回のイザイホーの写真記録と音声記録を活用しながら、イザイホーという神行事を明らかにしようとしたものである。
映画「ぜんまい小屋のくらし」
1984年 25分
奥三面の人々が暮らす朝日連峰は、ブナやミズナラを中心とした落葉広葉樹林におおわれた山菜やキノコ、木の実の宝庫である。
特にゼンマイは、それを商品として、現金収入を得るための重要なものだった。
5月上旬、ゼンマイ採りが始まる。