中村哲さんを偲んで映像を見る集い

1月31日(金)

中村哲さんを偲んで、ペシャワール会制作のビデオと2017年3月におこなわれた講演記録を見ました、参加者は6人でしたが、一人で見るよりずっといい時間でした。

地球環境の変動による人間社会の将来にまで、思いを深められていることに驚きました。中村哲さんの言葉を書いておきます。

 

>巷ではテロや空爆、難民の噂が絶えませんが、私たちは「対テロ戦争」などという、おぞましい戦列には加わりません。それこそが果てしない暴力の応酬を生み出してきたからです。 水が善人・悪人を区別しないように、誰とでも協力し、世界がどうなろうと、 他所に逃れようのない人々が、人間らしくいきられるようここで力を尽くします。内外で暗い争いが頻発する今こそ、この灯りを絶やしてはならぬと思います。
アフガニスタン用水路が運ぶ恵みと平和」より

>軍事力が強ければ、経済力が強ければ、なんでもできるという錯覚を世界が捨てることだ。自然を無視して、経済力、軍事力で解決できると思うことがが錯覚だということはアフガンが実証している。自然と折り合いながら、いかに生命を持続していくか、これが世界で問われている。  「京都環境文化学術フォーラム」2017.3.15