会期もあとわずか〜28日まで

会期も後わずかになってきました。アーティストトークとして18日に開催し、延べ10人の方が耳を傾けてくれました。
三村さんは五重塔を描く前に数時間。描く場所を決めるために塔の周りを歩く。そして、パネルを広げ、いざ描くときになると、白いパネルに何度も指で形をなぞっていく、といいます。その時間が約20〜30分。五重塔が三村さんに乗り移っていく時間なのかも知れません。そして、つぎの瞬間、0.2ミリのサインペンが法輪の下、塔の屋根の頂上となるところに黒い線を入れることとなる。それは、搭と三村さんとパネルが一体となったときなのかもしれません。
三村さんは「最初の一筆で後ろに人がいると書けません」といいます。五重塔に魅せられた三村さん。今は世界遺産に挑戦中です。