あの少女の隣に  宮村信吾一人芝居

演劇  あの少女の隣に  宮村信吾一人芝居

3月27日(日)午後2時~  残席僅か

5月29日(日)午後2時~  受付中

7月・9月・11月に公演開催  2000円

演劇  市長公室の木村さんが  南澤あつ子一人芝居

4月24日(日)午後2時~  受付中

6月・8月・10月に公演開催 

 

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3月~11月まで毎月交互に公演 

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戦時性暴力をテーマにした2作
光の領地×劇団EN
宮村信吾 一人芝居「あの少女の隣に」
南澤あつ子 一人芝居「市長公室の木村さんが」
作・演出 くるみざわしん

◆日程
2022年3月~11月 最終日曜日に2作を交互に上演
「あの少女の隣に」
3/27 5/29 7/31 9/25 11/27 計5回
「市長公室の木村さんが」
4/24 6/26 8/28 10/30 計4回
◆会場
スペースふうら(大阪市東成区深江北3‐4‐11)
地下鉄中央線「深江橋駅」下車、4番出口から南東へ徒歩約5分
◆チケット 要予約 当日清算のみ 
前売り・当日共に2000円 
予約開始 2022年2月1日
◆申し込み先
電話  09012237120(受付 平日12時~18時)
メール 2022fuura@gmail.com
◆上演のスケジュール
13時30分 開場
14時 開演 芝居・トーク
16時 終了
◆アフタートークあり!
「あの少女の隣に」では作・演出のくるみざわしんがトーク
「市長公室の木村さんが」ではゲストをお迎えしてトーク
トークゲスト
4月24日 金民樹さん(劇団タルオルム 主宰)
6月26日 方清子さん(日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク) 
8月28日 大椿ゆうこさん(社民党副党首)
10月30日 平井美津子さん(子どもと教科書大阪ネット21事務局長)
◆主催 
「あの少女・木村さん」関西上演実行委員会

 
■「あの少女の隣に」あらすじ               
 舞台にはイスが2つ。荷物袋を抱えた男が通りすぎる。気配を感じて立ち止まった男は、あなたに向かって語り始める。荷物袋から、銃、ヘルメット、軍靴、水筒、乾パンを取り出し、イスに並べる。男は戦争を語っている。戦争と男が、明治の初めから現在までどんなふうに関わり、何をしてきたのか。男の話は脇に脇にそれながら、少しずつ男の正体を明かしてゆく。なぜ荷物袋を持ち、ここにやってきて、あなたに話しかけるのか。少女とは誰なのか。

■「市長公室の木村さんが」あらすじ
 市長公室初の女性職員である木村さんは「飲み会を絶対に断らない女」。男ばかりが優遇される職場で実績をあげ、幸運を引き寄せるために仕事も絶対に断らなかった。ところがその木村さんに、「平和の少女像」を設置したドイツの姉妹都市に市長が出す手紙を翻訳せよ―という命令が。手紙を出せば他国の自治体への介入になる。そもそも市長の手紙には主語がない。どう訳したらいいのか。困りに困る木村さんを助けてくれる人はいない。いったいどうすれば。

『荒地の力~新編・土徳流離』   

『荒地の力~新編・土徳流離』     

     3月6日(日)2時 スペースふうらで上映   要予約 

     トーク  姜信子さん

 2011年の地震津波、そして、進行している原発事故。歴史時間の流れの中で考えてみたい、思いをよせてみたい、と思いました。

姜信子さんのトークタイムあります。参加費1500円。 

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2017年/122分/BD/カラー/ドキュメンタリー)

 企画・映画「土徳流離」制作実行委員会  製作協力・民族文化映像研究所  

監督・撮影・語り:青原さとし  プロデューサー:小泉修吉・小原信之

出演:相双地方のみなさん、新潟・富山・茨城・広島のみなさん

琵琶演奏 寺本靑嶺 説教節・葦原理江 挿入歌 二階堂和美

映画『土徳流離~奥州相馬復興への悲願』は、東日本大震災から1年半後の相馬地方を取材したこともあって、その記録の重要性、緊急性から、撮影ラッシュは、250時間にもおよび、それを3時間半に凝縮するとう超大作として2015年に完成しました。その後、映画は全国各地で公開が進み、評判を呼び、「ぜひ海外でも上映を!」との声が高くなり、英語字幕版製作へと展開しました。海外公開にあたって、できるだけ短くシンプルでわかりやすい作品を目指し、大幅な改編を試みました。すると前作とはずいぶん、おもむきの違った作品となり、これは日本語版としても完成させ新しいリニューアルバージョンとして世に送り届けようということになったのです。題して「荒地の力~新編・土徳流離」。

                       

【あらすじ】

東日本大震災で甚大な被害をもたらした奥州相馬の国(福島県相双地方)には、3.11と重なるかのような大災害・天明の大飢饉が2百年前に起こっている。その飢饉からの復興政策である真宗移民と報徳仕法の歴史を紐解きながら、3.11の今の人たちを見据えていくドキュメンタリー映画である。女性説教師・葦原理江が古風で力強い語り口で節をとりながら、相馬中村藩の成り立ち、天明の大飢饉の惨状が語られ、移民たちの末裔が語る真宗門徒の相馬入植の物語へと進む。今日の相馬に残る「富山柿」「屋敷林」「祠堂札」は、移民の故郷・越中南砺市の原風景であり、越中からはるか相馬まで100㎞の道を踏みしめ、広大な荒地を開拓開墾し、惣報恩講などの門徒文化を定着させた証でもある。そして200年を経て移民に直面した震災と津波原発事故被害の苦難。放射能被害による離散、農地の荒廃。飢饉のおりに実業された報徳仕法は、3.11経た相馬に何の示唆をしてくれているのか?真宗寺院や門徒の行く末は?映画は 葦原理江作詞・二階堂和美作曲による「あなたがいるからあったかい」、相馬農業高校生による相馬民謡「相馬流山」の二つの歌声でエピローグを飾り、相馬の未来を暗示しながら壮大な叙事詩が終る。

 

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「モノ」語りは増殖する   気仙沼リアス・アーク美術館の展示の「被災物」への応答

13日(日)~26日(土) 12時~6時
    「モノ」語りは増殖する 

  気仙沼リアス・アーク美術館の展示の「被災物」への応答

  「被災物」画像と「モノ」語りの展示

https://monogatari-workshop.jimdosite.com/

はじまりました。要予約のイベントは下記の通りです。

 

19日(土)2時
 「モノ」がたりワークショップ
    被災物に触発された記憶の「モノ」語り
                  案内人   姜信子さん
                  参加費   1500円

 

26日(土)2時  
  東北の語り物/東北の想像力   その2
       東北・南三陸の「むかしむかし」を語る
       琵琶と摩碓
                         三味線 語り  渡部八太夫さん
                案内人     姜信子さん
            
                         

気仙沼のリアス・アーク美術館には「東日本大震災の記録と津波の災害史」という常設展示があります。

 

ここには、学芸員が被災地の泥の中から集めてきた「被災物」も展示されています。瓦礫でもゴミでもなく「被災した物=被災物」です。
「被災物」には共に生きてきた人々の記憶が宿っています。

 

リアスアークの学芸員は、なんと驚いたことに、一つ一つの被災物の記憶をキャプションとしてつけたのです。もちろん、学芸員自身の記憶ではありません。「被災物」が語りかけてくる声を学芸員が聞き取って書きつけた。

これ、学芸員の創作とも言えます。自身も被災者である学芸員が、他者の被災物を前にしたときに、自身の記憶の「モノ」語りがふつふつと生まれ出てきた。美術館の展示としては掟破りです。でも、ここには、知らず知らずあてがわれた型に収められてしまう私たちの記憶の物語とは異なる、個々の記憶の物語が溢れています。

 

さて、震災の被災者ではない者が、この「被災物」の前に立つとどうなるか?

最初は、震災の記憶に応答しようと思いました。でも、それは至難のことでした。

じっと被災物を見つめてみました。

自身の「モノ」にまつわる記憶がよみがえってきました。封じられていた記憶の蓋が開いたようでした。

どうしたことか、「被災物」を前にした者たちは、次々と自身の記憶の物語を語ったり、歌ったり、踊ったりしはじめたのです。

なるほど、これが、気仙沼リアス・アーク美術館の「被災物」の物語への応答なのでした。

 

「被災」「復興」というような大きなくくりの中に配置されてゆく記憶ではなく、個々の暮らしの日々の襞から立ち上がってくるひとりひとりの「モノ」語り。

 

リアス・アーク美術館より展示の許可を得た61枚の「被災物」の写真とキャプションがあります。

61枚の「被災物」から生まれ出た、新たな「モノ」語りの数々があります。

「モノ」語りはどんどん増殖しています。

それを、気仙沼から遠く離れたところに生きる多くの人々にも見てほしい、
そこに添えられているささやかだけど、かけがえのない記憶の物語を読んでほしい。

そして、「被災物」を見るうちに、思いもよらぬ「モノ」語りが生まれ出てきたならば、その大事な「モノ」語りをそっと聴かせてほしい。

そんな「モノ」語りの場を、ここ、スペースふうらに開きます。

  要予約